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漫画のレビューはコミコミ
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Author Archives: Makoto

悲しいお話、エルフェンリート【週刊ヤングジャンプ】

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■目次

概要

エルフェンリートの特徴

コウタとルーシーの関係

見解(ネタバレ)

■概要

岡本倫先生のデビュー作品です。
そのため、巻数を追う毎に画力が上がっていきます。
俗に言うグロ系の漫画ではありまして、それは否定できませんが
それだけでは無い漫画です。




■エルフェンリートの特徴

ただのグロ漫画ではないと聞きますが、残虐なシーンは多々あります。
そのため、向かない人には向かないと思います。
ただ、それだけではなく、扱うテーマとしては、差別でしょう

新人類、二觭人(ディクロニウス)として、現人類を滅ぼすために生を受けてしまった、主人公ルーシーの悲しいお話です。
最終局面を抜かせば、単純な力というよりも、現人類がディクロニウスの子供しか埋めないようになるウィルスを放ち
吸血鬼のように感染症のように、人類を追い詰めていきます。

こんな悪人顔なルーシーではありますが、頭に生えてる角のせいで差別を受けてきたためであり、
自らの生い立ちや、人間を滅ぼすべき、自らのDNAからの声が影響してます。
ただ、悲しいだけではなく、ディクロニウスの一人である「ナナ」のおかげで、ギャグ的なパートもあります。

アニメ版と漫画版では、結末も含めて、大分違うため、どちらも楽しめると思います。
個人的には、アニメ版はマリコの最後が良く、漫画版はルーシーの最後が良いと思いました。
アニメ版のオープニング曲は、とても素敵です。




■コウタとルーシーの関係

この関係が、この漫画のメインストーリーになるでしょう。
ストーリーが進む毎に、記憶の一部が欠けているコウタの記憶が戻っていきます。
その記憶は、ルーシーとコウタの間で起きた、物語の根底となる凄惨な事件が関わってます。

コウタは嫌われるキャラクターではあります。
恐らくは、女性キャラに対して、誰にでも好意を持たえるような事をするからだと思います。
私は特に好感も否定も無いのですが、身内に対してあんなことがあったのに
人間味が無いと思います(特にアニメ版)

ルーシーは、コウタに好意を持っていたと思いますが、反対はどうだったのかと気になります。
最後も、大切な人ではなく、大切な友人と言ってます。
まあ、ただ、そうであれば、そこは結構、当初から恋人候補であった。ユカに一途であったとも言えます。

■見解(ネタバレあり)

ルーシーは最初から最後まで幸せになる光景が浮かばないキャラクターでした。
人に危害を加え、しいては、最愛である人のコウタの父親と妹の命を奪ってます。

結局、ルーシーはコウタと出会っても、自らの運勢に抗えなかったことになります。
意識をDNAの声に乗っ取られてとは言え、人類に牙を剥きます。

最後、命が尽きる時に子供の姿で、コウタと会話する姿は涙が出てきました。

人間という性質から、難しいとは思いますが、

角が生えていても、ルーシーが子供の頃に人間に愛されていれば
コウタがルーシーに好意を持っていれば

結末も変わっていたかもしれません。

うぉぉぉなホストの王、夜王【週刊ヤングジャンプ】

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■目次

概要

的場遼介

夜王とは

見解(ネタバレ)

■概要

倉科遼先生(原作)、井上紀良先生(作画)による漫画作品です。
倉科先生では、女帝が有名ですが、そっちは、そこまで見たこと無いのですが、この夜王は、夜系の漫画としては
熱いストーリーだと思ってます。
ヤクザも関わるときもあるのですが、夜系の漫画としては、関わりは薄いかなと感じました。




■的場遼介

北海道・札幌出身で3月30日生まれの22歳の青年です。
ホストらしく無い、優しい人柄が彼の特徴です。
その反面で、彼の存在が、ホスト漫画として、特色を出し、リアルさを無くしている気もします。
正直、彼のような優しく、お金を使わせない人間が、ホストのNO1になれるものかと感じてきます。

その証拠といえるかわかりませんが、彼の売上勝負の際の勝因は、いまいち説得力がないです。
このあたりは、「サラリーマン金太郎」に近いところがあるのですが
ご都合主義なのです。

遼介が優しくした女性が、お金持ちか、ネットワークが広いうというパターンが殆どと言うか、ほぼ全てです。
全て計算で行っていたら、それは、凄いホストかもしれないですが、涼介のキャラクターから、偶然以外の何物でもないと思います。

ただ、確実に、ホスト漫画で人気が出た理由は、彼の人格以外にないでしょうね。




■夜王とは

夜王とは何だったのか?
明確にはわからなかったように思えます。
夜を管理する人間だということと、愛夢の父親だということくらいしか、分かりません。
ヤクザではないと思います。

遼介が継ぐことを勧められたことから、悪い存在ではないのでしょう。
ただ、遼介は、最後は、その申し出を断りましたが。。。

■見解(ネタバレあり)

夜王は、ストーリーとしては、終始、遼介がホストクラブに来たお客さんを救うことがメインになります。
ある意味で、ホストとして、原点な姿なのかもしれません。
それと、絵は劇画調のため、少し癖があります。
絵を描いてる井上さん先生は、絵は上手なのですが、キャラクターの表情が若干乏しいように思えました。

ただ、夜王では、長期にわたる、読者に恐怖を与えてくる、強大なライバルが居ませんでしたね。
恐らく、聖也がそれに値するのかもしれませんが、彼は、最初の対決で、遼介に破れ(これ、個人的には、聖也が破れたと思えないんですけど。。。)、改心してしまっており
遼介と違い、厳しさこそありますが、根本としては、彼と同じ考えの人間です。
聖也が最後に現れますが、強大な敵が来たというよりも、味方が来たと思えてしまうほどでした。

ただ、ホスト関連の漫画で、トップレベルの漫画であることは間違いありません。
夜系の漫画は、どうしても、ヤクザが関わってしまい、新宿スワンのように、そちらが、メインになってしまうことが多いですが(それも、また面白いのが事実ですけど)
夜王では、あくまで、ホスト対決がメインで、ヤクザはおまけになってましたね。

友情・勝利・努力のキン肉マン【週刊少年ジャンプ&プレイボーイ】

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■目次

概要

超人強度

新シリーズ

見解(ネタバレ)

■概要

キン肉マンは、ジャンプの人気を支えた、一時代を築いた漫画と言って良いでしょう。「ゆでたまご」先生の漫画です。
よく誤解がありますが、ゆでたまご先生は、一人ではなく、二人組です。
原作の嶋田 隆司先生と、漫画の中井 義則先生の二人です。
キン肉マンは基本プロレス漫画ですが、序盤は違うもので、ウルトラマンのパロディのギャグ漫画でした。
頭のアイスラッガーは、その名残ですね。
リングで行う、正義、悪魔、パーフェクトの三属性の超人と呼ばれる三つ巴の、しのぎの削り合いです。
正義超人の熱い友情が、この漫画のウリです。




■超人強度

それまでも強さを数値化する漫画はありましたが、私は、このキン肉マンの超人強度は、ドラゴンボールの戦闘力に一番近く、古いもののように思えます。

ただ、超人強度は何なのかということになると難しいものがあります。
今では、大分、色々と設定も寝られ、使われてる韓ではありますが、個人的な見解では
バッファローマンの1000万パワーのためにあったように思えます。
しかし、単純パワーだとすれば、バッファローマンがパワー派を名乗れるのもおかしな話です。
マンモスマンは別としても、ネプチューンマンにも負けてるのですから。
後、悪魔将軍が、プリズマンにパワー負けするようにも思えませんけど。。。

後、火事場のクソ力の、キン肉マンが7000万パワーですけど、

1億パワーのはずのフェニックスが全く脱出できません。
まあ、心臓の病気のせいでしょうけど、それ抜きでも、抜けられそうにない気がしますね。それほど、マッスルスパークが恐ろしいとも言えるのかもしれませんが。
後、このシーンは、何度見ても、「死ぬなーっフェニックス!」と言っておきながら、マットに叩きつけるのは、少し面白いです。

新シリーズでは、説明がされますが、パワーでも強さでも、身体の強度だとしても、10分の1以下の正義超人が敵超人を倒すのはおかしな話です。(キン肉マンは旧シリーズから火事場のクソ力があるので、別ですが。。。)
あくまで、超人強度は目安だと考えるべきでしょう。

■超人強度一覧

1億パワー「100人の超人の神」
1億パワー「5人の邪悪の神」
1億パワー「ゴールドマン(戦いの神)」
1億パワー「ジャスティス(裁きの神)」
1億パワー「シルバーマン(平和の神)」
1億パワー「キン肉マン・スーパー・フェニックス」
1億パワー「キン肉マン・ソルジャー」
1億パワー「キン肉マン・ゼブラ」
1億パワー「キン肉マン・マリポーサ」
1億パワー「キン肉マン・ビッグボディ」
8600万パワー「ジ・オメガマン」
8000万パワー「火事場のクソ力のバッファローマン」
7900万パワー「麒麟男」
7800万パワー「マンモスマン」
7450万パワー「フィッシングマン」
7000万パワー「火事場のクソ力のキン肉マン」
6800万パワー「屍魔王」
6500万パワー「グレートハリケーン」
6500万パワー「ザ・モンスター」
6400万パワー「ザ・犀暴愚」
5400万パワー「武三士」
5200万パワー「プリズマン」
5200万パワー「ミスターF・C」
5000万パワー「ビッグ・ザ・武道」
5000万パワー「ネプチューン・キング」
4700万パワー「ANIMAL MAN」
4600万パワー「キャッチマン」
4300万パワー「スネイカー・キング」
4100万パワー「サタンクロス」
3800万パワー「ウィザードマン」
3600万パワー「ザ・パントマイマー」
3600万パワー「ザ・フラワーダスト」
3400万パワー「キラー・アラビアン」
3200万パワー「夜叉夢」
2800万パワー「ネプチューンマン」
2800万パワー「ザ・サムライ」
2800万パワー「喧嘩男」
1600万パワー「ゴースト・メロディアン」
1500万パワー「パルテノン」
1500万パワー「ケンダマン」
1500万パワー「悪魔将軍」
1300万パワー「スクリュー・キッド」
1200万パワー「ボルトマン」
1200万パワー「バイクマン」
1000万パワー「キング・ザ・100t」
1000万パワー「バッファローマン」
1000万パワー「アシュラマン」
954万パワー「メルトダウン」
860万パワー「ザ・タトゥーマン」
854万パワー「ゲッパーランド」
800万パワー「キャノン・ボーラー」
721万パワー「ザ・マンリキ」
700万パワー「ザ・コンステレーション」
700万パワー「ミキサー大帝」
700万パワー「サンシャイン」
600万パワー「ジャンクマン」
580万パワー「ゴーレムマン」
520万パワー「ザ・ホークマン」
500万パワー「プラネットマン」
460万パワー「モーターマン」
460万パワー「レオパルドン」
400万パワー「スニゲーター」
360万パワー「ザ・ニンジャ」
340万パワー「アモイマン」
340万パワー「ペンチマン」
320万パワー「スプリングマン」
280万パワー「ミスターVTR」
260万パワー「マグニチュードIマン」
250万パワー「ステカセキング」
200万パワー「ミスターカーメン」
200万パワー「ブラックホール」
200万パワー「バミューダIII」
150万パワー「ボーン・コールド 」
148万パワー「ザ・ドゥームマン」
147万パワー「ハンゾウ」
145万パワー「フォーク・ザ・ジャイアント」
145万パワー「アトランティス」
138万パワー「スカーフェイス」
132万パワー「レゴックス」
130万パワー「ザ・摩天楼」
126万パワー「ハンマーヘッド」
124万パワー「キューブ・リッカーソン」
121万パワー「チェックメイト」
120万パワー「天タコルズ」
120万パワー「夜叉夢」
120万パワー「デストラクション」
120万パワー「イリューヒン」
118万パワー「レックス・キング」
118万パワー「ヒカルド」
118万パワー「パワー・ウォーカー」
117万パワー「ケビンマスク」
116万パワー「ジェイド」
116万パワー「THE リガニー」
115万パワー「MAXマン」
115万パワー「ウォッシュ・アス」
115万パワー「チヂミマン」
115万パワー「トック」
114万パワー「プレシオマン」
114万パワー「ザ・犀暴愚」
113万パワー「アブソープション・スネーク」
112万パワー「ウルジン」
110万パワー「テルテルボーイ」
110万パワー「スコーピオン」
108万パワー「キン肉アタル」
108万パワー「ロコモマン」
107万パワー「OKAN」
107万パワー「クリオネマン」
105万パワー「キャプテン・マッコウ」
105万パワー「テリー・ザ・キッド」
104万パワー「デッド・シグナル」
103万パワー「プリクラン」
102万パワー「デッド・ボーン・クラッシャー」
100万パワー「ガゼルマン」
100万パワー「クロエ」
100万パワー「マップマン」
100万パワー「ストロングマン」
100万パワー「カナディアンマン」
100万パワー「ウォーズマン」
98万パワー「リキシマン」
97万パワー「プリプリマン」
97万パワー「ベビーフェイス」
97万パワー「パワフルマン」
97万パワー「モンゴルマン」
97万パワー「ラーメンマン」
96万パワー「ドン・テキーラ」
95万パワー「農村マン」
95万パワー「ザ・コマンド」
95万パワー「フェニックスマン」
95万パワー「プリンス・カメハメ」
95万パワー「ザ・シャネルマン(キン肉チハル)」
95万パワー「キン肉マン(スグル)」
95万パワー「初代キン肉マングレート」
95万パワー「2代目キン肉マングレート」
95万パワー「ザ・テリーマン」
95万パワー「シシカバ・ブー」
95万パワー「バラクーダ」
95万パワー「ロビンマスク」
93万パワー「キン肉万太郎」
91万パワー「セイウチン」
91万パワー「ジャイロ」
90万パワー「バス・ザ・シャワー」
90万パワー「キングダム」
90万パワー「盗人ジョージ」
90万パワー「クリスタルマン」
90万パワー「ミスターアキレス」
90万パワー「ブロッケンJr.」
90万パワー「ローラーマン」
88万パワー「ザ・ファックス」
87万パワー「武威」
87万パワー「フィオナ」
87万パワー「ゴージャスマン」
87万パワー「アポロンマン」
87万パワー「スネークマン」
87万パワー「ソルジャーマン」
86万パワー「ナムル」
86万パワー「トラップ・ザ・ジャック」
86万パワー「アヌビ・クレア」
85万パワー「ICBM」
85万パワー「宇宙野武士」
85万パワー「クモノコチラス」
85万パワー「コンバット・マシーン」
85万パワー「ジェシー・メイビア」
84万パワー「ザ・ハンター」
83万パワー「EZOマン」
83万パワー「ジェロニモ」
81万パワー「ディッキーマン」
81万パワー「ジ・アダムス」
81万パワー「タートル・マン」
80万パワー「バーバリアン」
80万パワー「ゴッド・シーサー」
80万パワー「ゴッド・フォン・エリック」
80万パワー「ハンティング」
80万パワー「ブルドーザーマン」
80万パワー「ウルフマン」
80万パワー「フォックスマン」
78万パワー「ジキル」
77万パワー「スロットマン」
76万パワー「ウールマン」
75万パワー「デンタマン」
74万パワー「シュモクーン」
72万パワー「ヘビー・メタル」
70万パワー「サボテンジャ・ネーヨ」
70万パワー「デス・ファントム」
70万パワー「アームストロング」
70万パワー「アイアン・コマンド」
70万パワー「アンモナイトス」
70万パワー「ザ・ペンタゴン」
70万パワー「ダークII世」
70万パワー「ノコギラーマン」
70万パワー「フラッシャー・バルーン」
68万パワー「コンドラー」
65万パワー「キーマン」
65万パワー「キン肉真弓」
65万パワー「スプレー魔人」
65万パワー「スペシャルマン」
65万パワー「ジャンヌ・スティムボード」
65万パワー「ダイヤマン」
65万パワー「センプー鬼」
62万パワー「アイス・クリーチャー」
60万パワー「ペーパーミイラ」
60万パワー「カレクック」
60万パワー「カンデラマン」
60万パワー「ザ・ターボマン」
60万パワー「ザ・マリー」
60万パワー「スカルボーズ」
60万パワー「デビル・マジシャン」
60万パワー「トールマン」
60万パワー「パソコン・キング」
60万パワー「ペーパーミイラ」
55万パワー「銅ベルマン」
55万パワー「ビューティー・ローデス」
51万パワー「チャボ・ケロリ」
50万パワー「ウエキ・バッチー」
50万パワー「アレキサンドリア・ミート」
50万パワー「キング・トーン(イクエちゃん)」
50万パワー「サイボーグ・キッド」
50万パワー「ザ・魔雲天」
50万パワー「パズルマン」
50万パワー「ハングキラー」
50万パワー「プレーヤーマン」
45万パワー「ハラボテ・マッスル(委員長)」
45万パワー「ゴーリキ」
45万パワー「スカイマン」
42万パワー「バリアフリーマン」
40万パワー「ジョーズマン」
40万パワー「ベンキマン」
40万パワー「木木人」
40万パワー「棒棒人」
40万パワー「ポルターガイスト」
35万パワー「キャンドルマン」
35万パワー「キンターマン」
33万パワー「オイルマン」
30万パワー「チエの輪マン」
30万パワー「キングコブラ」
30万パワー「土偶マン」
25万パワー「ティーパックマン」
25万パワー「ウォッチマン」
20万パワー「キン骨マン」
20万パワー「タイルマン」
16万パワー(2万パワー)「ザ・フィッシャーズ」
15万パワー「イワオ」
10万パワー「ビビンバ」
8万パワー「キューブマン」
2万パワー「キン骨オババ」
1万パワー「ルピーン」
25パワー「プヨプヨ」
10パワー「ビーンズマン」
2パワー「カニベース」



■新シリーズ

キン肉マンの、運命の5王子シリーズが終了し、数年間音沙汰がなく、キン肉マン二世が始まり、終わり、数年後に
ついに、キン肉マンの新シリーズの始祖(オリジン)編が始まりました。
時系列としては、キン肉マンII世の前なのはもちろんですが、恐らくは、マッスルリターンズの前で
キン肉マンの結婚式の後でしょうかね(キン肉マンが当初は地球に居ないので)

正義超人、悪魔超人、パーフェクト超人の和解が実現したと思ったのも束の間、
まだ見ない、パーフェクト超人のエリート達が地球に攻め込んできます。
パーフェクト超人の要求は一つ、不完全な下等超人の粛清です。

パーフェクト超人が動いたのは理由があり、「神から、超人に転生した、ザ・マン」の指示によるものです。ザ・マンは、5人の王子の神達と同じく、キン肉マンが起こす、奇跡の力、火事場のクソ力が怖かったのです。

「ザ・マン」には、自らが神の如く振る舞っている10人の始祖(オリジン)と呼ばれる弟子たちがおり、彼らとともに、地上の超人たちを粛清しようとします。
それに対し、今回で、パーフェクト超人であり、始祖の一人であることが判明した、悪魔将軍(ゴールドマン)が、口には出さないのですが、キン肉マン達と協力し、オリジンに挑みます。
前シリーズではあれだけ苦しめられた悪魔超人が味方になるのは熱い展開です。

さて、キン肉マンの、このシリーズは、様々な伏線を回収してくれます。
まず、何故、超人強度が落ちる、正義超人が勝利を収められたかですが、これは、キン肉マンが、火事場のクソ力を他超人に伝染させていたためでした。
これは、実は、二世である程度、ケビンマスクが実行していた気もするのですが、それが、更に拡大解釈されるようになったように思えます。
キン肉マンに関わり、正義に目覚めた全ての超人がこれを使え、バッファローマンは、8000万パワーまで出せることが分かりました。
ネプチューンマンよりパワーがありそうだったのも、これで納得(?)です(ただ、あの時のバッファローマンは、正義の心を失っていたと思いますけども)

一番長いシリーズで、かつ、神話との戦いと言う、スケールも壮大で、面白いシリーズです。
是非、読んでみて下さい!

ただ、このシリーズ、二世へはどう繋げるのだろう。。。
二世で、全くこの話題が出ないことから、記憶を消されて、全員復活とかになるのでしょうか?

■見解(ネタバレあり)

この漫画は、二世になってから、キン肉マンの偉大さを推すようになって、彼へのあたりが弱まりましたが、序盤から中盤は、キン肉マンへの辺りが本当きついですね。
タッグ編でも、友情パワーを奪われては分かるのですが、何故、バッファローマンとモンゴルマンが、悪魔チームを助け、正義チームを攻撃するかは不明でしたね。
ハリボテも、キン肉マンや正義超人の不利になる判断をすることが多いです。

よく、矛盾などを避難されることがありますが、気持ちは凄くわかります。ファンの方たちもそれを楽しんでいるようにも思えます。
ただ、キン肉マンの面白さはそこだと思いますね。新たな設定があれば、矛盾があれば、それを採用する!

後、やはり、画力の成長は、時間が経っているとは言え、素晴らしいものがあります。
最新刊付近は、十分、今風の漫画だと思います。

惜しむべきがあるとしたら、ギャグとしては、所々には入れられるのですが、序盤ほどの勢いはないですかね。
まあ、当初のギャグ漫画ではなく、バトル漫画なのですが、当然なのですが。

何はともあれ、一度は見ておく漫画だと思います!

剣豪宮本武蔵の漫画 バガボンド【モーニング】

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■目次

概要

新免武蔵と宮本武蔵

佐々木小次郎

見解(ネタバレ)

■概要

以前にも、書きましたが、整理したものを再度、書きます。
バガボンドは、吉川英治先生の原作をもとに、井上雄彦さんが画をあてたものです。
吉川英治先生の小説のほうが拝見したことがないのですが、とても、面白い作品かと思います。
もしかすると、漫画にアレンジされているところもあるのかもしれませんが、とても読みやすいです。
ただ、バガボンドは、最近、連載スピードがものすごく遅いです。




■新免武蔵と宮本武蔵

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変な言い方でありますが、バガボンドの新免武蔵と宮本武蔵は同一人物であり、別人です。
新免武蔵は少年誌に出てくるような、これから成長していく、野心豊かな、わんぱくな青年です。
言動とかも、井上先生の作品のスラムダンクの桜木花道に似てる気がします(笑
宮本武蔵になってからは、内省的になって来ているように思えます。

ただ、これは、偉人になっていく風景なのかもしれませんが、私は正直に言うと、序盤の雰囲気がすきでしたね。
疾走感があり、武蔵が、どんどん成長していくのはワクワクさせられたものです。
宝蔵院 胤舜を倒した辺りから、徐々に考え出し、宍戸梅軒を倒した後は、考える人になってましたね。




■佐々木小次郎

バガボンドは途中で主人公が変わります。
佐々木小次郎編は、個人的には、好きではありませんが、面白くないわけではありません。
何故、好きではないかというと、単純に視点が佐々木小次郎になってしまうことと、彼が強すぎるためです。
成長していくという武蔵とは正反対のキャラクターですね。

小次郎が身体が不自由なことがあり、全体的に暗いストーリーですが(バガボンド全体が暗いかな。。。)、ホラ吹きの本位田又八が
明るい空気を入れ込んでくれます。

■見解(ネタバレあり)

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個人的には、序盤の雰囲気が好きでした。
徐々に暗くなってしまうストーリーです。
武蔵が単純な強さではなく、真の強さを知りたがってしまうためです。

ただ、いくらなんでも、吉岡一派壊滅はフィクションな気がしてしまいますね。
確か、70人前後を相手にして勝ったと思います。
このこともあり、武蔵は、悩みを更に抱えることになります。

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ただ、このシーンは衝撃的でしたね。
バガボンドを見てる人なら分かりますが、吉岡清十郎の強さは格別でしたから、それが武蔵に破れたのは、衝撃的でした。

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最近は畑を耕してました。
ここは、正直、面白くなかったですね。

長寿漫画 こちら葛飾区亀有公園前派出所[少年ジャンプ]

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■目次

概要

両津勘吉

個性ある脇役

見解(ネタバレ)

■概要

ゴルゴ13を抜く、長寿漫画である、秋本治先生の作品「こちら葛飾区亀有公園前派出所」です。
ご存知、主人公「両津勘吉」が大暴れする漫画です。

一言で言えば、愛すべき不良警官の話でしょうか(笑
序盤は、悪党のような警官の話。後半部は、知識豊富な金に貪欲な江戸っ子な警官の話でしょうか。

1976年スタートで、40年続き、200巻を出した、とんでもない作品です。




■両津勘吉

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両さんのキャラクターは、最初と最後では別人と言って良いでしょう。
キャラデザイン一つを取っても、一巻の絵柄は、今のような可愛らしさは全くありません。

競馬好きの拳銃をぶっ放しまくり、恐ろしくも、粗暴なキャラクターでした。
後半によくある、下町で粋な両津は、この時は全く存在しません。

こち亀、後半の両さんは、オタク要素が入ってきました。
オタク要素以外にも時事ネタも扱い、大人が見ても楽しめる漫画になってきました。
恐らく、作者の方が、それらに興味を持たれたのだと思いますが、良く研究されていると思います。




■個性ある脇役

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こち亀の魅力を出してるのは、両さんだけではありません。
他にも魅力あるキャラクターが大勢居ます。

中川圭司は最初は、メチャクチャなスピードで車を走らせたり、拳銃をぶっ放したりと、両津も引くほどの、飛んだ若者だったのですが
中盤からは、大金持ちの良識人になりましたね。
個人的には、こち亀は、中川の使い方上手でしたね。良識人と見せかけて、たまに可笑しな行動をするのが、凄く面白くなってます。
両津の誕生日に準備してるのに、彼が見つからないときの、「どこ行ってんだあの角刈り野郎」は、何度見ても笑います。

秋元麗子は最初は、セクシー系のキャラクターで、両津がはしたないと言うほどの女性でした。
中盤からは、彼女も大金持ちの良識人になりました。

ただ、少々、中川とキャラクターが被ってる気がするんですけどね。。。
「そう、ありがとう。いき遅れたら両ちゃんにもらってもらおうかしら」は、両津と麗子がくっつくかもと思ったものですが
後半からは、纏が出てきたので、そういう雰囲気は全くなくなりましたね。

大原部長は無くてはならないキャラクターになりましたね。
彼がいなければ、こち亀がオチませんからね。
「両津のバカはどこだ!!」

ただ、最初と比べ、彼は、反対に少し良識度が落ちた気がしますね。
両津と一緒にやんちゃする時があるような。。。

■見解(ネタバレあり)

img_2879

100巻前後で、寿司屋である、纏が出てきて、それらの話が嫌いで、読まなくなった方がいると聞きます。
私も最初は嫌いなキャラクターではありましたが、慣れるとそうではなくなりました。
恐らく、ジャンプ側のテコ入れではないでしょうか?
両さんも、アニメになり、国民的なキャラクターになってますので、ただのちょい悪親父ではなくて
擬宝珠家の檸檬を始めとしたキャラクターと絡み、良き親父として描く必要が出たのではないでしょうか。
擬宝珠家自体が両津が家族を持ったらという想定で作られたと言われてます。

ただのお金好きの好戦的な人間では、ここまで、一般の人にまで愛されるキャラクターにはなれてなかったでしょう。
初期キャラクターの戸塚が消えたと良く言われますが、あの人は、後半の作風には合わないでしょうね。

後半の両さんも、前半の両さんも好きです。
日本が誇る名作です。

天才の描く 火の鳥 手塚治虫 

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■目次

概要

漫画の神

ストーリーの構成

見解(ネタバレ)

■概要

漫画の神様、手束治虫先生による漫画です。
黎明編、未来編、ヤマト編、宇宙編、鳳凰編、復活編、羽衣編、望郷編、乱世編、生命編、異形編、太陽編の章で分かれてます。
命をテーマにしており、漫画ではなく、文学としても通じる作品です。
学校の図書室などにもあるほどでしたね。




■漫画の神様

火の鳥でで外せないのは、やはり、作者の手塚先生でしょう。
漫画の神様と呼ばれる人が生涯をかけて作ったという物に、ふさわしい作品です。

手束治虫先生が「鳥山明は純粋で良い、ようやく僕の後継者が出てきた」という話をしたように
鳥山明先生と比較されることが多いですが、私は別世界の漫画家だと思います。
あくまで、個人的にではありますが、
漫画という概念の中で、最高の傑作を生むのが鳥山先生。
漫画という枠を外れて、新しい漫画の概念を生むのが手塚先生でしょう。
どちらも、不世出の天才であり、比べられるものではありませんね。

手塚先生の作品は、どれにもメッセージ性があります。
そのメッセージは考えさせられるものがありますね。

ただ、どうしても、昔の作品なので、画の古さは否めませんが
当時に、このクオリティで絵を書かれていたのは、驚嘆するしかありません。

手塚先生の事を描かれたものが色々ありますが、仕事が多くて、拘りが強いため
締切ギリギリで音信不通になったりと、編集をよく困らせてたみたいですね(笑
そういった神様的意外な人間臭い部分も結構好きです。

ただ、亡くなられる寸前まで漫画を描き、仕事道具を取り上げられた時に、激怒した所は
漫画家としての恐ろしいまでの漫画への想いや、責任感を感じまして、驚嘆に値するものでした。




■ストーリーの構成

火の鳥は、黎明編、未来編、ヤマト編、宇宙編、鳳凰編、復活編、羽衣編、望郷編、乱世編、生命編、異形編、太陽編で
分かれてます。

火の鳥は上の章に分かれ、話が進んでいきますが、過去と未来を交互に描かれ
最終的に現代を描く予定のストーリーでした。

現代は、残念ながら、手束治虫先生が今生の最後の作品として生む予定が、急死により描かれませんでした。
そのため、本当の意味では最終回は存在しませんが、名目上、太陽編が最終編になります。

ただ、全ての章で共通しているのが、男女の愛と、差別や奢りなどの人間の醜い部分です。
要するに、人間の一番美しい部分と一番醜い部分が描かれているのです。
章ごとに考えさせられるところです。

各章で、一部のキャラクターを除けば、繋がりは火の鳥だけになるため、好きな章だけ見ても問題ありません。
私自身、全てを見ましたが、じっくり見たのは、時間軸が未来のものだけになりますが、それでも十分楽しめました。

全てにおいて、悲しい結末になりますが、最後に、救いの要素があるので、後味の悪さはそれほどありません。

■見解(ネタバレあり)

私は、特に、未来、望郷、復活の三点が好きです。
未来は二章目で、序盤に描かれたものですが、時間軸的には最後になります。
そのため、アニメなどでは、最後に持っていかれることが多いですが、
これは、個人的には火の鳥のコンセプトを壊してはいますね。まあ、この方が綺麗にまとまってはいるので、分からないでもないですが。
未来は、人類の最後が描かれているので、そういうのが好きな人は、とても楽しめると思います。
マサトと、異生物であるムーピーであるタマミの愛が切なく美しいです。
アニメ版も良いのですが、原作をもう少し表現して欲しかったですね。

望郷は、火の鳥としては、特殊な話ですが、とても、素晴らしい章だと思います。
本当の後半以外は、冒険的な話で、悲劇的な物が少ないです。
他の惑星に住むことになってしまった、主人公のロミの地球に対する想いが切なく、いじらしいです。
この章の異質な所は、火の鳥が主人公に協力的なところですね。

私は一番好きな章です。

復活編は、火の鳥の未来関連の章で、殆ど登場する、ロビタの登場秘話になります。
主人公のレオナが体の多くを機械化してしまい、人間が化物に、ロボットが人間に見えるようになってしまい、ロボットであるチヒロに
恋をする話です。
ロボットに恋をしたレオナはチヒロと融合し、ロボット「ロビタ」になります。
コレに関しては、何でか、漫画とアニメで、殆ど別の話になってしまってます。(コンセプトは同じですが、ストーリーが全く違います

全体的に悲劇であり、恋愛が絡み、泣ける話が多いです。
ただ、人間と人間の恋愛が少ないですね。(太陽編でも、ヒロイン狼ですし)
女性側が人間以外が多いのは、手塚先生の別の作品でも多い気がします。(恋人がロボットだったなど)
後、個人的には、手塚先生は、SFものが、特に面白く思えます。

体当たりロック 日々ロック 【週刊ヤングジャンプ】

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■目次

概要

音楽

パフォーマンス

見解(ネタバレ)

■概要

榎屋克優先生による漫画です。
最初の頃は、個人的には、よく掲載できたなという内容でした。
絵もうまくなく、話の流れも素人臭さがりました。ただ、それが、新鮮で、かつ親しみがあり、良いとも思えましたが厳しい人には厳しいでしょう。
主人公も大仏ヘアーで格好わるいですしね。

後半は、絵も展開も上手くなられてましたが、やはり、どこか独特な雰囲気がありますね。




■音楽

IMG_2521

日々ロックの音楽は、正直言うと、少しレトロなロックな感じですね。
本当の後半こそ違いますが、BECKとかとは違い、本物の音楽を歌っているのに認められないという感じではなく、本当に下手くそです。
それを熱いロック魂でなんとかしていく感じです。

ザ・ロックンロールブラザーズというバンド名で、主人公の日々沼 拓郎がギターとボーカルと、作詞作曲を担当し、草壁まもるがベースをし、依田 明がドラムを
担当している感じです。
悪い人間ではないですが、草壁は何故居るのか不明ですね。
最後半は上達してますが、本当終盤まで、ロックが好きでは無さそうですし、練習もせずに、下手くそです。




■パフォーマンス

IMG_2522

とりあえず、無茶苦茶しますね。
基本的には、日々ロックでの日々沼はライブでは全裸になります。これが、ロックな生き方なのかもしれない。。。

卒業の際の体育館をショベルカーで突っ込んでます。
最後のライブでは雷に打たれるなどと、とりあえず、音楽よりも、日々沼の無茶が面白いですね。
観客たちも音楽よりも、そっちに一番衝撃受けてる気もしますし。

■見解(ネタバレあり)

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日々ロックの唯一と言っても良い、恋愛的な描写で、日々沼と、宇田川 咲との関係がありますが
これは、良い関係だったと思いますね。
ラブラブな恋愛というよりも、ライバルなのか、恋仲なのかが分からないのが良いです。
ただ、咲は病死してしまうため、悲恋になってしまうのですが。。。

日々沼の無茶が面白いところの一つでしょう。
バンドに復活する際に、バイトを抜け出し、バンドを辞める際に売り払ったギターを取り戻す所は面白かったです。

日々ロックは、5巻から急激に変わっていく/span>気がします。
それまでは、力不足のバンドがという感じだったのですが、認められないが、実は力のあるバンドになっていきます。
日々沼の髪型も、大仏ヘアーから、ストレートになり、少し格好良くなります。

最後は生きてるのか、落雷で亡くなってしまったのか、不明な感じでしたね。
現実から考えれば、生きていられるわけはないのですが、何となく、生きている気がします。

他のヤングジャンプ漫画

格闘ギャグ漫画 ジャングルの王者ターちゃん【少年週刊ジャンプ】ネタバレあり

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■目次

概要

アニメ版と原作

ターちゃんの性質

見解(ネタバレ)

■概要

徳弘正也先生の作品です。
主人公のターちゃんが仲間たちとともに、あらゆる悪たちに向かっていく漫画です。
キン肉マンと同じで、元々はターザンのパロディギャグ漫画でしたが、テコ入れで、格闘漫画へと変身しました。
原作が好きな私ですが、ターちゃんは、アニメ版の方をお勧めします。




■アニメ版と原作

ターちゃんにおいて、アニメ版をオススメする理由は数点あります。

1.漫画版は絵が特徴的

アニメも特徴的ではあるのですが、原作は更に特徴的です。
特に、序盤のターちゃんは、時代もあり、今の漫画と比較すると、少し見づらいです。

2.少年誌にしては規制が甘い

少年誌とは思えない、下ネタが多々あります。
これは、アニメ版も同じで、現代では、放送できないなというのも多々あります。
少年誌の漫画と思い読むと、少し驚きがあるでしょう。

かつ、描写が結構グロテスクなところがあります。
アニメ版では、そのグロテスクな部分は変更されてます。

3.原作は悲しい終わりが多い

原作版はシリーズごとの結末が悲しいです。
その理由は見解(ネタバレ)で書かせていただきますが、物語上、仕方ないとはいえ、何だか、心が暗くなります。
それに反して、アニメは、物語を壊さない程度に、ハッピーエンドにしてくれてます。
こちらは、心が明るくなります。

4.ターちゃんがカッコいい

もちろん、原作でもカッコいいです!
ただ、アニメは更に卓越した精神性を持っているように思えます。
これほど、心の綺麗なジャンプ主人公も珍しいと思えるほどです。

声優さんのちからも大きいです。
初めは棒読みのような気がして、違和感があったのですが、次第に、ターちゃんの優しさと、誠実性を感じる適役に思えてきました。
ナイスペドロのシーンは感動しました。

5.ジェーンが凄く良妻

漫画版と違い、ギャグパートが少ないため、ジェーンが凄く良妻に見えてきます。
ただ、ギャグパートもあるので、そのギャップが、より、ジェーンを魅力的にしてますね。
しかし、漫画とは違い、痩せた美人版のジェーンは復活しませんでしたね(笑
ただ、何故、体重が増えると、身長まで変わるのか。。。

■ターちゃんの性質

漫画、アニメとどちらにもいえますが、この漫画は、脇役の、ジェーン、ペドロ、梁師範も味を出してますが、基本はターちゃんがあってこその漫画ですね。

ジャンプは、心技体が揃っていない主人公が多いですが、ターちゃんは全て揃っているように思えます。
劇中殆どの敵を上回っている体力を持ち、一度見れば技を覚え、敵すらも許す心を持ってます。

この漫画は格闘漫画ですが、終盤に差し掛かるまでターちゃんに叶う敵が居ないため、
どう、彼の力を出させるかになります。




■見解(ネタバレあり)

とても、メッセージ性の高い漫画です。
狂四郎を始めとした、他の徳弘正也先生の作品に共通することですが、権力を嫌い、文明を否定します。
ただ、どちらも、様々な人が、多少思っていることなので、そこまで拒絶反応が出ることはないでしょう。

ターちゃんが面白いところは、MAXが関わる、中盤のシリーズだと思います。
特にこのシリーズは特徴的で、強い悪党は一人も居ません。
強者はずる賢い悪党に騙されたり、やむを得ない事情で、ターちゃんたちに立ちふさがります。
要するにターちゃん達が挑む強敵は、悪党たちの被害者なのです。
それが、悲しい結末を生みます。

全てにおいて良い作品ですが、個人的には、アメリカ編がピークで、後は、ゆるやかに落ちていくように思えます。
言い方は悪いですが、アメリカ編で大きく転換したのですが、クローン編までは、少しパターン化してしまってる所があるのかもしれません。
ただ、間違いなく、全てが良作です。

ターちゃんの正体は結局不明でしたね。
ただ、ルシュ王国編ではわざとかもしれませんが、アメリカ編では、当初は、本当に彼の家族という設定だった気がしますね。(ターちゃんがコーガンの家族という証拠をひっくり返すのが、あまりにも強引なため)
正体が分かる=終わりになる。でしょうから、人気が上がったため、急遽やめたのかもしれませんね。

できれば両方、片方といえば、アニメ版を見ることをお勧めします。

他のジャンプ作品
その他雑誌の作品

水戸黄門的 土竜の唄【スピリッツ】ネタバレあり

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■目次

概要

潜入操作とは?

パピヨン

見解

■概要

高橋のぼる先生の作品です。
主人公の菊川 玲二」が証拠を掴んで、逮捕するために、ヤクザ組織に潜入する物語です。
基本的には、水戸黄門的な勧善懲悪であり、テンプレートのような物語ですが、とてもおもしろいです。
他のコミック紹介には入れている土竜の唄においては、話の構成は外しました。同じような話の展開が続くので。




■潜入捜査とは?

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8000人の構成員を抱えた、数寄矢会(おそらくは住吉会がモデル?)の会長である轟周宝を捕まえるために
その組織に潜入します。
基本的には、ヤクザに信頼を得て、その懐に入ってから、証拠を掴むことになります。
そのため、せっかく信頼関係を築いた人間を裏切る行動を取らざるをえないのが、土竜の唄の辛いところですね。(ただ、裏切る人間も犯罪者なのですが)
ただ、月原(現在は既に気づいている)とパピヨンを裏切らなければならないのは辛いところではありますね。

数人の上司には知ってもらっており、給料も出ているのですが、他の警察官たちには秘密のため
基本ヤクザ的な事をしないとならないため、本来は正義感の塊である玲二が指名手配されたりします。

■パピヨン

クレイジーパピヨンは、この漫画の準主役と言っても良い存在です。
最初の登場時は、本当にクレイジーな男だったのですが、次第に粋なキャラクターになってきます。




喧嘩の強さは、作中でも最強クラスで、基本的には肉弾戦では、彼が戦闘します。
虎も倒した怪物です。

現在は、礼二も所属している日高組(パピヨンの苗字の組)の組長をしており、礼二が若頭です。
麻薬関連で、轟を捕まえたく、誘導するために取引を持ちかけたい礼二にとっては、
麻薬を嫌う彼が一番の味方であり、恐ろしい障害でもあります。

■見解(ネタバレあり)

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基本的なテンプレートが決まっていて、安心して読めます。
良くも悪くも、読者を裏切らない漫画です。

話の流れとしては、礼二が事件に首を突っ込む→礼二が捕まる→拷問される→何とか逃げ出して犯人に反撃する
これの繰り返しです。

絵は苦手な人は苦手だと思います。正直癖があります。
キャラクターの服装はわざとでしょうが、凄く下品ですね。
Vシネマ的です。

ただ、全体的にはとてもおもしろい漫画です。
安心して読みたい方は是非お読みください!

登りつめた 社長島耕作【モーニング】 ネタバレあり

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■目次

概要

島耕作どうなったの?

島耕作の女性関連

話の構成

見解

■概要

島耕作の簡単な概要はこちら

弘兼憲史先生の作品です。
課長から始まり、ついに初芝電産(現テコット)の社長になった、シリーズの集大成と言って良い作品です。
後で書きますが、島耕作のプライベートでも集大成と言っても良いと思います。
初代社長が、松下幸之助をモデルにしていることから、松下電器(現パナソニック)がモデルの会社のため、大会社の社長のため、話の規模は大きくなります。




■島耕作どうなったの?

社長になります。

IMG_2531

それでは、あまりにも味気ないでしょう(笑
個人的には、社長になるというのは、彼の師匠的な中沢部長がなってしまったことから、パンチが弱くなっていると考えたのか、島耕作は、五洋と合併した
初芝ホールディングスの初代社長という肩書を持つことになります。
島耕作も60前後になっているため、ビジュアルが少し変わります(会長編のほうが凄く変わりますが)
しかし、島耕作は、とてつもなく力を持ち、スタートしたように思えます。
大町久美子という、個人筆頭株主の関係者が味方にいて、万亀会長とは親密な関係で、専務にも敵が居ない状態です。
話の構成に書きますが、一応政敵はいますが、島耕作の敵にはなれない存在だった気がします。

■島耕作の女性関連

社長になっても、この島耕作のモテモテは変わりません。
社長になったから!かもしれませんが。
イケメンで、優しくて、ユーモラスが合って、誠実で、社会的な地位もある。
モテないわけがないですね。(まあ、本編全体にいえますが、少し貞操観念変なところもありますけど)




まず、ずっと、長い間関係があり、本シリーズのヒロイン的な存在である、大町久美子が癌になったことをきっかけにして、この二人が結婚します。
そして、秘書たちにアプローチをかけられつつ、出会った女性には大抵迫られます。
その中で、インドネシアで、フィリピン時代の部下のローラに会い、気持ちが浮つきます。

IMG_2530

どちらかというと、この世界では誠実な島耕作でもこの有様です。
島耕作シリーズは、軽い浮気は悪としますが、本気の不倫は善にしようとするフシがありますね。
この辺りは、良い悪いは別として、作者の方の考えなのでしょうね。
個人的には、しっかり、離婚してから、本気の恋をしてほしいなと思いますが。

■話の構成(ネタバレあり)

恐らく、この時代(2016年今も?)は、サムスンが力が強く、日本の家電業界には冬の時代と言ってため、内容的には、あまり明るいニュースがありません。
中国での範疇騒ぎのピークということもあり、それにもスポットが当たります。

良くも悪くも現実に近い物語になってます。
課長時代は、社長降任に一役買ったり、フィリピンの会社設立に貢献したりと活躍があり、
部長時代は、支社で、ワインをヒット、売れっ子演歌歌手を作ったり、売れっ子シンガーを作ったり、九州支社の売上を復活したりと、凄腕
だったのですけど
取締役になってから、そういった活躍はしなくなりましたね。

島耕作が社長を辞任した後に、パナソニックが一時的に復活したところがあるため、もう少し頑張れば、彼の経営手腕で素晴らしい見せ場が合ったかもしれません。
このシリーズの主なストーリーは、大会社の海外進出と、ずっと身内に居た八木の死と、副社長のクーデターですね。

IMG_2528

■見解(ネタバレあり)

シリーズ一番おもしろかったと思います。
取締役になってからは悪人になってしまった八木を舞台から消しましたね。
この人は、悪人が改心することがあっても(そう言っても改心したのは今野くらいかな)、幸福にはさせませんね。
基本的には悪人のまま、不幸にし、舞台から消します。
(副社長もクーデター失敗したとはいえ、あの結末とは。。。)
人間の本質はそう変わるものではない。そのリアリティの追求かもしれませんね。

個人的に、本編のシリーズで面白い順位としては、社長→部長→課長→専務→取締役→常務→会長だと思います。
会長は完全に蛇足ですが、島耕作がモーニングから消えるのは寂しいので。。。
ヤングとかも面白いとは思いますが、本編の下に来る感じですかね。
恐らく、今までとは趣旨が違い、同じ時代を生きた団塊の世代の方々が楽しめる内容かと思います。

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