■概要
以前にも、書きましたが、整理したものを再度、書きます。
バガボンドは、吉川英治先生の原作をもとに、井上雄彦さんが画をあてたものです。
吉川英治先生の小説のほうが拝見したことがないのですが、とても、面白い作品かと思います。
もしかすると、漫画にアレンジされているところもあるのかもしれませんが、とても読みやすいです。
ただ、バガボンドは、最近、連載スピードがものすごく遅いです。
■新免武蔵と宮本武蔵

変な言い方でありますが、バガボンドの新免武蔵と宮本武蔵は同一人物であり、別人です。
新免武蔵は少年誌に出てくるような、これから成長していく、野心豊かな、わんぱくな青年です。
言動とかも、井上先生の作品のスラムダンクの桜木花道に似てる気がします(笑
宮本武蔵になってからは、内省的になって来ているように思えます。
ただ、これは、偉人になっていく風景なのかもしれませんが、私は正直に言うと、序盤の雰囲気がすきでしたね。
疾走感があり、武蔵が、どんどん成長していくのはワクワクさせられたものです。
宝蔵院 胤舜を倒した辺りから、徐々に考え出し、宍戸梅軒を倒した後は、考える人になってましたね。
■佐々木小次郎
バガボンドは途中で主人公が変わります。
佐々木小次郎編は、個人的には、好きではありませんが、面白くないわけではありません。
何故、好きではないかというと、単純に視点が佐々木小次郎になってしまうことと、彼が強すぎるためです。
成長していくという武蔵とは正反対のキャラクターですね。
小次郎が身体が不自由なことがあり、全体的に暗いストーリーですが(バガボンド全体が暗いかな。。。)、ホラ吹きの本位田又八が
明るい空気を入れ込んでくれます。
■見解(ネタバレあり)

個人的には、序盤の雰囲気が好きでした。
徐々に暗くなってしまうストーリーです。
武蔵が単純な強さではなく、真の強さを知りたがってしまうためです。
ただ、いくらなんでも、吉岡一派壊滅はフィクションな気がしてしまいますね。
確か、70人前後を相手にして勝ったと思います。
このこともあり、武蔵は、悩みを更に抱えることになります。

ただ、このシーンは衝撃的でしたね。
バガボンドを見てる人なら分かりますが、吉岡清十郎の強さは格別でしたから、それが武蔵に破れたのは、衝撃的でした。

最近は畑を耕してました。
ここは、正直、面白くなかったですね。