■作品の概要
ミナミの帝王で有名な天王寺大原作で、渡辺みちお先生が絵を描かれている漫画です。
漫画ゴラクで掲載してるヤクザ漫画です。
この漫画が一風変わっているのは、主人公サイドが経済ヤクザだということです。
大抵は、経済ヤクザは敵対組織だったりするのですが、主人公である白竜は異常な位博識です。
シリーズとしては、ノーマルと、レジェントがあります。
■あらすじ
主人公「白川竜也」は、渋谷に縄張りを持つ、黒須組の若頭です。
組長である、黒須は、器の大きさはあるものの(序盤はそれも無いですが)、悪い言い方をすれば能力の無い人間で、組の運営は、ほぼ白竜が行っています。
序盤は、本当にザ・ヤクザって感じです。周りの組を潰し、善悪関係なく、堅気の人間からお金を引っ張ってきます。
しかし、中盤からは違います。
ヤクザ、堅気、関係なく、悪と呼ばれる人間達をターゲットにし、彼らの悪巧みを潰し、自らの利益にします。
矛盾してますが、警察では捌けない悪党を裁く、正義の悪党と言ったところでしょうか。
こういった物語では、どうしてもなのですが、悪く言えば、ご都合主義なので、矛盾点などが気になる人には、おすすめできないと思いますが、原作の方がいるだけあり、よく勉強されてる内容では無いでしょうか?
■見所
白竜の名言も良いですね。
人の本質を見抜いているようなお言葉です。
下記より、ネタバレも入るため、注意
■個人的な評点
頭脳体力胆力共に完璧な存在である白竜が悪党を倒すのが痛快ですね。
後、実際の事例を参考にしてるので、モデルが分かりやすく、現実に起きたニュースと合わせてみると面白いです。
某鉄道会社、某日本一のテーマパークが大きなモデルです。
レジェントには入ってから、特にモデルあり気が多い気もします。
今、白竜の過去が語れてますが、これは、ずっと疑問だった白竜が黒須に着いて行く理由が分かるので、興味深いところです。
[某鉄道会社の方をモデルに]
■疑問点
白竜の殺人は、意外と自ら手を下すのですが、何故バレないんでしょうね。
後、映画版と違い、殆ど、サングラスしてないですね。
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