■作品の概要
ヤングアニマルで掲載してました。
森恒二先生の作品です。
今は自殺島という作品を書いてらっしゃいます。
未成年のストリートファイト(喧嘩)の話です。
この作品は、よくある、不良漫画の非現実的なものではなく、理論がしっかりした、リアル寄りな漫画です。
主要キャラクターは、神代 ユウ、金田 シンイチ、伊沢マサト、伊沢 マイ、緑川 ショウゴです。
このメインキャラクターは、それぞれ、違う特徴を持っています。
■あらすじ
舞台は下北沢です。
いじめられっ子の神代ユウは、いじめを解消するために、体を鍛え始めます。
基本ベースはボクシングとし、数々の事件に巻き込まれて、ストリートファイトを繰り返していくうちに
キック投技など、様々な技術を手に入れていきます。
ストリートファイトを通してできた仲間、特に近い悩みを持つ伊沢に関わることで
ユウが変わっていくストーリーです
■見所
ストーリー的にではないのですが、変わるといってもユウの絵柄は変わりすぎですね。
【序盤の神代さん】
【終盤の神代さん】
どこから変わったのか、調べてみるのが面白かったです。
後は、やはり、途中でよく入る喧嘩の仕方のような注釈が印象的でしょうか?
最後の単行本のあとがきに書かれていたのですが、こういうものを書いていたため、作者の方が本当に強いのかとか、喧嘩を売るような挑発的なはがきも来たそうです。
ただ、作者の方の画像見ましたが、正直、かなり強そうでしたよ。
下記より、ネタバレが入るため要注意です。
■個人的な評点
面白かったです。
この漫画のテーマは、「生きることと」、「上手な喧嘩の仕方」の二点でしょうね。
この作者の方の特徴ですが、心理的な葛藤が多いです。次作の自殺島という生死の問題を描いてることから
この方が、そういった事を描くのが好きなことが伺えます。
ユウがどんどん強くなっていくのは面白かったです。
良くも悪くもリアルな話でした。そのため、何十人に囲まれても勝利する、格闘家も瞬殺する喧嘩屋とか
そういったものはありません。
絶対的に強い人間がいない描写もオモシロイと思いました。
ストリートファイトの特徴である、あらゆる場所で戦うという事から、環境、状況によっては
強い人が弱く、弱い人が強くなります(土田というレスリング出身のキャラクターが如実です)
ただ、タカという剣道を入れたのは微妙な気もしましたね。
対武器を描きたかったのだと思いますが、武器は強くて当然なので、反則な気がします。
■疑問点
最後まで見た人はわかると思いますが、最後のユウはどうなったんでしょうね。
生きてるのか、亡霊なのか。
そして、伊沢マサトって、リングでカリスマと呼ばれてる事から、K-1の魔娑斗選手と関係あるんですかね
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