ここでは、ラストのネタバレを紹介します。
最後の敵は、仇敵「江原」です。
ただ、個人的には残念なのが、ヤクザの範疇を超えた、国家レベルの戦いになってしまってます。
江原は海外の軍人を雇い、丈二に勝つことの他に東京を壊滅させ、日本を発端にした世界恐慌を起こそうとします。
代紋のテーマは徐々に変わっていってしまった気がします。
初めは、
「タイムスリップするヤクザが未来の情報を使って、どう出世できるかという漫画でした」
それが、
「タイムスリップで器が大きくなったヤクザのサクセスストーリー」になり
「最後には、主人公たちの生きてる世界の秘密を判明させる」になってきます。
世界に違和感を感じているのは、丈二と江原だけのため、江原は世界への反逆という意味合いで
破滅させようとしてきます。
丈二は、洋一を筆頭に、多くの組員を犠牲にしてしまいましたが、
江原のやとった軍人たちに勝利し、世界の破滅は阻止します。
しかし、最後の江原との一騎打ちには敗れてしまいますが、
江原は丈二にトドメを刺そうとせずに、世界への反逆として、丈二に勝って、自殺します。
結局、丈二達の生きる世界は何なのか??
明確な答えは完全には示しませんでしたが、彼らの世界は子どもたちのTVゲームの中だったという事を匂わせてます。
要は丈二を主人公とした、極道ゲームだったのです。
ここは非難されてますが、今まで張った伏線は回収していると言えます。
ただ、物語のラストを夢や幻のたぐいにするのは、良い終わり方とは言えないため、非難される理由も分かります。
私としては、ラストは良いのですが、その前の軍人戦が失敗だったように思えます。
もちろん、Take2として見なければ、そこまで面白くないわけではないのですが
エンブレムに一番期待しているのは、極道世界の話なのです。
描写が派手なため、軍人たちの戦場が主役になり、極道の話が脇役的になってしまったため
Take2としての魅力は消えてしまっているように思えました。
この最後のシリーズがなければ、本当に良い漫画だと思います。
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ええやんけ
本当だよね~
ラストさえこんなんじゃなかったら…
ラストは少し残念でしたねー