平凡からセットアッパー「グラゼニ 東京ドーム編」
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- グラゼニ 東京ドーム編
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通常版のグラゼニとは違い、高給取りになった夏之介の話です。 その分、グラゼニの、厳しい野球選手の内容的なものが薄れた気もしますが、それを差し引いいても面白いシリーズになります。
レビューの内容
content_copy夏之介の立場と状況
所属チームは、スパイダース(ヤクルトがモデルだと思われる)から文京モップスに移りました。 年俸も八千万になります。 通常版後期では、147km位行ってた気がするのですが、最高速度が落ちてる気がしますね。142km位になってます。 ただ、速球ピッチャーではなく、コントロールで勝負するタイプなので、問題ないのでしょうね。 決め球はメジャー編から考えるとカーブなんですかね。
どんどん上がっていくのがこういった漫画ではありますが、そこはグラゼニで、夏之介の安定しないプロ野球生活になっていきます。 また、夏之介は、「ユキちゃん」と結婚してます。 ユキちゃんって苗字が不明ですね。。。分かる前に、凡田になっちゃった気がしますし。
高校編の影響か、グラゼニ通常版とは違い、少し計算高さが無くなって、少し性格が大雑把になってる気がしますね。
content_copy話の構成(ネタバレあり)
文京モップス(恐らく、ジャイアンツがモデル)のセットアッパーとして入ってきた夏之介は、中継ぎ投手としては、日本では頂点的な存在になり、年俸も八千万になります。
高いプレッシャーの中、かつ、外様を受け付けない、モップスの雰囲気で、プレイしていく夏之介は次第に調子を落としていきます。 杉里 令一に、セットアッパーの座も奪われて、来年は年俸が落ちかねない成績になります。
しかし、シーズン一ヶ月前になると、杉里を落とし、夏之介が調子を上げてきたことで、再度、彼はセットアッパーになります。 そんな、調子が上がる夏之介に、この時の監督である、鈴木監督は彼を酷使し、夏之介は、肘を壊してしまいます。 夏之介はトミージョン手術をうけることになり、シーズンの最後の最後で離脱し、次シーズンを療養することになります。 最後のシーズンは、同僚の則川が担うことになり、優勝時には彼がマウンドにいることになります。
一年間療養期間は、グラゼニ特有の休養選手のリアルを書いていきます。 新婚生活や、子供の誕生や、犬を飼うことで野球以外の話題を展開していきます。
復活した夏之介は、則川からポジションを奪わないとならないのですが、休養中に気が抜けてしまったことと、球速も戻らないため、調子が悪い野球生活が続きます。 先発不足で、半先発に転向した、夏之介がどうなるかが、今後楽しみです。
content_copy見解(ネタバレあり)
野球のことは詳しくないのですが、夏之介は過大評価されてる気がしますね。 彼が活躍したのは、スパイダースの最終年だけです。 スパイダース時代も前半部は平凡な投手で、中盤部は二軍落ちや、怪我に苦しみます。 モップスも活躍したのは、最後の一ヶ月だけで、二年目は怪我、三年目も現行は不調です。
後、丸金が少し嫌なやつになりましたね。 彼も、このシリーズでは、あまり、活躍してませんね。(本当の前半部はバケモノでしたが)
他の野球漫画のような、主人公に熱さがないため、違う面白さがありますね。 そして、何よりも絵が読みやすいと思います。 森高夕次(コージィ城倉)は、ストーリーは良いのですが、絵が少し読みづらかったので、グラゼニでは、その欠点が克服された漫画になってます。
このマンガがすごい! 2012で、男性部門で二位になった、何度も読み返せる素晴らしい漫画です。