レビューの内容
ドラクエを漫画化した、ダイの大冒険。
そうはいっても、ストーリーは完全オリジナルです。
よく比較される「ロトの紋章」ですが、こちらの方が原作に準拠していて(でもオリジナル色は強い)、
ダイの大冒険はドラクエをモデルにした、「三条陸」氏のオリジナル漫画と言っても良いものです。
勇者アバンによって、魔王ハドラーが倒され、魔物も良い心を持ち、世界に平和が訪れたのですが
大魔王バーンが現れ、世界に再び恐怖が蘇ります。
それに対抗すべく、勇者アバンが、デルムリン島に住むダイを初め、「ポップ」、「ヒュンケル」、「マアム」等の
「アバンの使徒」と呼ばれる後継者を育てます。
彼らが、大魔王バーン率いる魔王軍と対決していきます。
他の情報サイトでも、ありふれてるかもしれませんが、この漫画の魅力の一番は
超人的な英雄のダイと、人間臭いポップのダブル主人公です。
三条氏も言ってますが、ダイの肉体的な強さは、ポップがいるからこそ引き立つのであり、
人間対魔物で、人間の精神的な強さを強調させることが出来ます。
そして、もう一つの魅力が、この時代にして、人間=善ではないというところです。
魔物には魔物の理由があるということをしっかり描いてましたし、人間の汚いところも
描かれてました。
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