レビューの内容
100巻オーバーの大巨編ボクシングマンガです。
高校生の幕ノ内一歩が、ジムのエースである、鷹村守と出会って、ボクシングを初めて
成長していくストーリーです。
これに凄く好きな言葉があり、この作品を表すものだと思います。
「努力したものが全て報われるとは限らん。しかし! 成功した者は皆すべからく努力しておる!!」
一歩のジムの会長である、鴨川源二の言葉です。
超一流とは、才能があることは前提で、その上で、努力したものがなれるものと、厳しいけども、「努力すれば夢は必ず叶う」よりも、
説得力を感じます。
歳をとると捻くれてなりません。
漫画上も、主役である一歩は才能を奇跡で打ち破っていきますが、脇役の先輩達は、才能に破られていきます。
その一歩自身にしろ、試合中、試合前に、大抵が才能の壁にぶつかります。
※ただし、一歩自身も破壊力という凄まじい才能を持っているのですが、アウトボクサー=才能豊富な世界なので
この言葉は鷹村の試合の前に、才能だけの相手「ブライアン・ホーク」と対戦する前に出てきた言葉です。
個人的には、この試合と一歩と千堂の試合は、試合前から熱く、好きなものです。
以下、ネタバレです。
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激闘の末、鷹村は、鴨川会長の示唆したとおりに、才能だけでボクシングをしている
ブライアン・ホークを、才能+努力で、打ち破り世界王者になります。
この際に、鷹村は目を怪我したという伏線を付けられるのですが
これはいつ回収されるやらか…。
現在、一歩が世界二位と闘ってますが、最近の彼の試合は、あまりに一方的に殴られすぎていて
何だか、いまいち面白く無いのが本音です。