レビューの内容
「利子は10日に1割」、要はトイチの闇金融の話です。
主人公、「萬田銀次郎」は、大阪ミナミで活動する闇金融です。
よく、「闇金ウシジマくん」と比較されることが多いですが、こちらが、現実に近い悪党(最近は、完全な悪党色が薄れてきましたが)だとすると
萬田銀次郎は、フィクション色が強い、ダークヒーローです。
萬田が切り取りをするのは、大抵が悪です。
借りた人間が別でも、その人間を騙し、搾取した人間から切り取りに行きます。
ちなみに、切り取りとは、貸したお金を回収することです。
当初の萬田は、ただのしがない小悪党であったのですが
長い連載のうちに、上記のダークヒーロー的な色が出てきて、
悲しい過去を持ち、大手企業、大手ヤクザにもコネクションを持つ
力のある人間に設定が変わってきます。
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恐らく、当時の時代では、トイチは恐ろしい利子だったのでしょうが
今の時代は、「闇金ウシジマ」君にも出てきてるように
ヒサン(日に三割)なども出てきて、トイチに対する印象が変わってきました
(ただ、トイチでも元本減るように思えませんが)
私の個人的な名言は、「男女の関係ほど脆いものはないんやで」ですね。