レビューの内容
ジャンプで連載していた「陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!」の続編です。
残念ながら、正直、期待を裏切った漫画と言われていると思います。
真島くんすっとばすの方も打ち切りと言われてますが、地味に好きな人も多い漫画であり、それの続編にもかかわらず
雰囲気が一変してしまったためでしょう。
前作が、高校生が単純シンプルに最強を目指すものであったのにもかかわらず、本作は、話が複雑になりすぎてます。
ただ、私自身は、意外と爆ぜるも好きです。
※すっとばすも好きだったのですが、当時、小学生位でしたが、好きな人いませんでした。。。
(すっ飛ばす時代の真島)
主人公「真島零」は陣内龍柔術を使う、凄腕の格闘家です。
前作での、GIGAバトルを始めとした、様々な大会での強敵との闘いもあり、
本作では、当初から有名な格闘家になっています。
真島シリーズは、あの時代では珍しい、現実的な格闘技漫画です。
漫画のため、一部、えっ?てなる技もありますが、基本は現実的な技です。
しかし、ストーリー自体は、爆ぜるでは現実的ではなくなってしまってます。
真島は記憶を消去され、異常な催眠術らしきものにかけられていて、巨大な組織のゲームらしきものに
ゲームキャラクターのようになり、参加させられてしまってます。
真島はたまに夢に出てくる、クリエイターと呼ばれる男に、課題(ゲームで言うクエストみたいなもの)を言い渡され
それをクリアしていき、物語のヒントを受けます。
今回の真島の目的は何かというと、行方不明になった、旧作の師匠とライバルたちを救うためであり、そのヒントが渡されていくことになります。
また、たまになる催眠状態では、真島自信が何をしているか理解できていない
暗殺者として活動している疑惑なども浮上してき、「謎」、「謎」の嵐になってます。
絵自体は、リベロの武田時代とは比べ物にならないほど、綺麗で読みやすいものになっていると思います。
ただ、シンプルな格闘マンガを読みたい人には、謎の部分が蛇足すぎて
お薦めはできないかと思います。