レビューの内容
現在、怨み屋本舗は様々なシリーズが出てますが
総合して未完とさせていただきます。
怨み屋本舗は、怨みを晴らしたい人間が、主人公「怨み屋」(宝条 栞)に多額なお金を払って
怨みを晴らしてもらうストーリーです。
怨み屋本人も言ってますが、法で裁かれるのが正しい手順であるため、彼女も自身を正義と思ってません。
基本的な流れとしては、怨みを晴らされる人間の腹立たしい行為が描かれます。
大抵の読者は、それに苛々を募らされることになるでしょう。(不正受給は本当に腹立たしいです)
その人間を怨み屋が完膚なきまでに叩きのめし、地獄に落とすことで、スッキリするというのが
この漫画の基本的な作りです。
ただ、この漫画の良くないところというか、仕方ないことなのですが
怨み屋の恨みを晴らす際の仕掛けは、結構ご都合主義です。
そんなに上手く行くのか?という箇所が何個もあります。
基本は、数話完結型ですが、一本筋の所で
ライバル業者も存在します。
物語として、こういう要素は必要だとも思いますが、個人的には蛇足な気がしてなりません。
あと、情報化社会ってせいもあり、主人公怨み屋の懲らしめる仕掛けも凄いですが
それよりも、相棒の「情報屋」の力が大きい気がしてなりません。(基本、彼がやることで9割解決してる気がします)
絵も綺麗で、話も読みやすく、初めから読む必要はないため
入りやすい漫画かと思います。