喧嘩の仕方教本 ホーリーランド
- content_copyレビュー元の漫画
- ホーリーランド
- folderカテゴリ
- なし
- account_circleアクセス数
- 1,034
- messageコメント数
- 0
- account_circleレビュー者
- コミコミ運営
今は自殺島という作品を書いてらっしゃいます。
未成年のストリートファイト(喧嘩)の話です。 この作品は、よくある、不良漫画の非現実的なものではなく、理論がしっかりしたリアル寄りな漫画です。 主要キャラクターは、神代 ユウ、金田 シンイチ、伊沢マサト、伊沢 マイ、緑川 ショウゴです。
このメインキャラクターは、それぞれ、違う特徴を持っています。
レビューの内容
content_copyあらすじ
舞台は下北沢です。 いじめられっ子の神代ユウは、いじめを解消するために、体を鍛え始めます。
基本ベースはボクシングとし、数々の事件に巻き込まれて、ストリートファイトを繰り返していくうちに キック投技など、様々な技術を手に入れていきます。 ストリートファイトを通してできた仲間、特に近い悩みを持つ伊沢に関わることで ユウが変わっていくストーリーです
content_copy見所
ストーリー的にではないのですが、変わるといってもユウの絵柄は変わりすぎですね。
どこから変わったのか、調べてみるのが面白かったです。 後は、やはり、途中でよく入る喧嘩の仕方のような注釈が印象的でしょうか? 最後の単行本のあとがきに書かれていたのですが、こういうものを書いていたため、作者の方が本当に強いのかとか、喧嘩を売るような挑発的なはがきも来たそうです。
ただ、作者の方の画像見ましたが、正直、かなり強そうでしたよ。
content_copy個人的な評点
面白かったです。 この漫画のテーマは、「生きることと」、「上手な喧嘩の仕方」の二点でしょうね。 この作者の方の特徴ですが、心理的な葛藤が多いです。次作の自殺島という生死の問題を描いてることから この方が、そういった事を描くのが好きなことが伺えます。
ユウがどんどん強くなっていくのは面白かったです。 良くも悪くもリアルな話でした。そのため、何十人に囲まれても勝利する、格闘家も瞬殺する喧嘩屋とか そういったものはありません。 絶対的に強い人間がいない描写もオモシロイと思いました。
ストリートファイトの特徴である、あらゆる場所で戦うという事から、環境、状況によっては 強い人が弱く、弱い人が強くなります(土田というレスリング出身のキャラクターが如実です) ただ、タカという剣道を入れたのは微妙な気もしましたね。 対武器を描きたかったのだと思いますが、武器を持っている格闘技のほうが強くて当然なので、反則な気がします。
content_copy疑問点
最後まで見た人はわかると思いますが、最後のユウはどうなったんでしょうね。
生きてるのか、亡霊なのか。 そして、伊沢マサトって、リングでカリスマと呼ばれてる事から、K-1の魔娑斗選手と関係あるんですかね