レビューの内容
この時代はワンピースが始まるか、始まらないかの時で、ジャンプの不遇の時でした。
この漫画と、流浪に剣心と、ジョジョが、ジャンプのバトル漫画を支えてきました。 中国の有名な物語を少年誌風にアレンジしたものです。
特に後半はオリジナルと言っても良いかもしれません。
ただ、史実である、殷を周が倒すためのストーリーであるのは、同じです。 原作を見たことがないのですが、少年風のアレンジで特徴的なのが 主人公たち仙人は、様々な特殊能力的な宝貝を持って登場することです。
今の能力バトルの先駆者の一つかもしれません。(そうは言っても、ジャンプではジョジョが既に行っておりましたが) この漫画の特殊なところは、主人公がプレイヤーではなく、指揮者に近いということです。
自分が強くなるのではなく、強いものを集めて、彼らを上手に使い、強力な敵を倒していくわけです。
最終回で書きますが、後半では色々と変わってきますが、彼の終盤の能力も強力に敵を倒すものではありません。 この時代位から流行りだした、勧善懲悪ではない漫画のように思えます。