レビューの内容
個人的な感想ですが、医療系の漫画の有名どころで、医龍とブラックジャックによろしくの2つの作品がありますが、
この2つは似て非なるものです。
特にラストまで読みきると後味が違います。
爽やかな気分になるのが医龍、何ともいえないモヤモヤするのがブラックジャックによろしくです。
ブラックジャックによろしくは作者の方も狙ってるのかもしれないのですが
content_copy序盤と中盤で変わる
これは、どちらもそうなのですが、序盤と中盤で大きく変わります。
どちらも、序盤は腐敗した医療現場に、熱い主人公が立ち向かうという構図です。
医龍は朝田というスーパードクターが医局に逆らい、その腕前で難病者を助け、ブラックジャックによろしくは、
研修医の斎藤がその情熱で患者を助けるというものです。
しかし、中盤から、大きくこれは変わります。どちらも、自分のエゴのような物が出てきます。
朝田は執刀医の本能のような物を出てきます。患者のためでもあるが、自分が切るのが好きという気持ちです。
斎藤は自らの正義を他人に押し付けるようになってきます。特に、泌尿器科は酷いです。
content_copy「医龍」と「ブラックジャックによろしく」の大きな違い
一番の違いは、画風だと思います。
画力は原作と漫画で分かれている、医龍のほうが上でしょうね。
後、ブラックジャックの絵柄は後半から、正直気持ち悪くなるのです。
ここが一つの違いに思います。
もう一つの大きな違いは、主人公の属性でしょうね。
朝田はスーパードクターなのですが、斎藤は研修医のため、口だけのイメージが出てしまいます。
そのため、スーパーヒーローの朝田と、口だけの根暗な斎藤なイメージが付きます。
後、恋愛も、ブラックジャックによろしくは、暗いんですよね。。。
医龍はさっぱりしてるというか、恋愛を省いてる気がしますが、それで良い気がします。
content_copy結論
当然ですが、好き好きでしょうね。
私は、医龍のほうが好きですが、ブラックジャックによろしくが劣っているとも思えません。
スーパーヒーローやスカッとしたい人は医龍を見るのが良いと思います。ラストもすっきりしますしね。
人との接し方や、患者の苦しみを知るには、ブラックジャックによろしくの方が良いように思えます。