レビューの内容
二階堂駿は業界では有名人で、馬の目利きの才能は尋常ではありません。
競馬は、どんな人間でも最終的には損をするというのをどこかで聞いた気がするのですが
彼ならば、馬券を買い続けるだけで億万長者に慣れるのではと思えるほどの的中率です。
不景気の馬主たちの厳しい現実も描写されています。
当の二階堂の父親も、借金で自殺してしまってます。
しかし、そんな中でも、二階堂は馬の目利きの才能を活かし、重賞を何個も取っていきます。
競馬漫画だと「みどりのマキバオー」が有名ですが、
それと同じように肝心なレースで確実に勝つという漫画ではありません。
期待した馬が勝つとは限らないという現実を反映させているのでしょうか。
そのため、主人公がかならず勝つというわけではないため、勝敗が分からないため、その辺りも楽しいかと思います。
第一部、第二部の二部構成ですが
個人的には、第二部は蛇足に思えます。
北斗の拳もそうなのですが、宿敵のいなくなってしまった漫画は楽しさが激変だと思いますね。